編集規約

Editorial Policy

編集規約

初版 2026年4月 最終更新 2026年5月 NAGOYA BITES 編集部

このページは、私たち編集部が NAGOYA BITES を運営するにあたって守っていることを、読者のみなさんに公開するためのものです。

個人名や肩書きを前面に出していないのは、書き手が目立つためではなく、編集の独立性を守るためです。ミシュランガイドの調査員が身分を明かさないのと同じ理由で、私たちも編集部として匿名を選んでいます。

代わりに、どう選び、どう書いているかをこのページですべて開示します。

NAGOYA BITES の編集方針は、何を載せるか・何を載せないか・どう書くかの三本柱で成り立っています。 この三つが噛み合って初めて、他のグルメメディアと違うものを届けられると考えています。

I
What We Publish
何を載せるか
  • 名古屋に限定する
  • 業界人の目利きで選定する
  • 複数の情報源(他のグルメメディア掲載・Google 評価・業界内の評判・編集部の実地視察)を総合して判断する
II
What We Exclude
何を載せないか
  • 掲載料を受け取った店は載せない
  • 目利きとして納得できない店は載せない
  • 閉店や営業実態が確認できない店は載せない
III
How We Write
どう書くか
  • 客として見える表面だけでなく、業界人の視点でオペレーション・食材・動線・設計を読む
  • シーン別の使い方まで踏み込む
  • 必要に応じて「選ばなかった理由」も書く

一つの指標だけで判断せず、複数の信頼シグナルをクロスチェックしています。 数字の裏側にある体験の厚みを、業界知識で読み解くのが編集部の仕事です。

掲載基準

  • 飲食業界の実務経験者が選定に関与していること。客目線だけではなく、オペレーション・食材・サービス設計の質を見ています。
  • 料理・接客・空間・コスパの総合バランスで評価すること。どれか一つだけが突出していても、全体として良い体験でなければ掲載しません。
  • 他のグルメメディアで紹介された実績があること。複数メディアでの言及を信頼シグナルの一つとしてクロスチェックに使います。
  • 口コミスコアだけでは判断しないこと。スコアを自分の手で改善してきた経験があるからこそ、数字の裏にある本質を見抜けます。
  • 店舗基本情報はホットペッパーグルメ Web サービスで毎日自動更新。休業・移転など営業実態の変化を速やかに反映します。

お金の流れを開示することは、編集の信頼性を担保するうえで最低限の約束です。 現在および将来にわたって、次のルールを守ります。

金銭関係と広告の扱い

  • 掲載料・PR 費は受け取らない。現時点で広告掲載型のモデルは採用していません。
  • 将来広告を入れる場合でも、記事と広告を視覚的に分離し、タイアップ記事には必ず明示ラベルを付けます。
  • 実地取材を行う場合、食事代は原則編集部が負担。店側の招待を受けた場合は記事にその旨を明記します。

NAGOYA BITES は持続可能なメディアであるために、将来的に収益事業を持つ可能性があります。 ただし、いかなる収益も「どの店を載せるか・どの順に見せるか・どう評価するか」には一切影響させません。 編集の独立は、収益より常に上位の原則です。

収益事業と編集判断の分離ルール

  • 店選びの相談・提案(接待・宴会コンシェルジュ等)は、特定店からの送客手数料を目的にしません。提案は読者の利益だけを基準に、中立な立場で行います。
  • 店舗側から費用をいただく場合があっても、それは掲載順位・選定・評価に影響しない実費型に限ります(例:オーナーによる情報更新、取材実費など)。「良く書く対価」は受け取りません。
  • 予約・物販などのリンクから将来的に収益が発生する場合でも、リンクの有無や有無による掲載の優遇は行いません。掲載基準は収益と完全に独立して決めます。
  • 広告・PR 記事・有料の上位表示枠は引き続き設けません。編集独立性が当サイト最大の価値であり、これを毀損する収益は採用しません。

飲食業界の広告媒体には、金銭授受や無償提供と引き換えに書かれた口コミ・PR 記事・SNS 投稿(いわゆる「桜」)が数多く混じっています。 消費者が安心して店を選べる場をつくるために、NAGOYA BITES は桜が混じれない構造と、嘘がついても発覚する構造を併用します。

A
Structure
構造で防ぐ
  • 掲載料・PR 費は受け取らない
  • レビュワーが店舗から金銭・無償提供を受けることを禁止
  • 違反時は永久追放
B
Disclosure
受け取った場合は必ず開示
  • 金銭・無償提供の有無を必須申告
  • 店舗との関係性を 7 択から必ず選択
  • 訪問日を必須記載
  • レビュワーごとの投稿履歴を公開
C
Verification
嘘がバレる仕組み
  • 業界人レビュワー認証(経歴・ハンドル公開)
  • 店舗側からの異議申立て窓口
  • 読者からの通報窓口
  • 編集部によるファクトチェック

上記 A / B / C の 3 本柱に加え、サイト上の各店舗に対して複数媒体・複数シグナルで裏付けたスコア信頼度を機械的に算出する仕組みを運用しています。 Google Places API / Hot Pepper API / 編集部来店履歴 / 他メディア掲載履歴 / 業界人レビュー件数 — 取得可能な公式 API と既に編集部が確認しているデータだけを使い、 食べログ・Retty 等の口コミ本文は一切取得せず、8 シグナル(うち 2 つは「投稿ペースの急増失速」「★5/★1 偏在の U 字型分布」など時系列・分布の機械判定)の合計(0〜100)として「スコア信頼度」を表示します。

重要なのは、これを「サクラ確率」とは呼ばないことです。誤判定で誠実な店を傷つけるリスクがあるため、機械統計を借りながらも個別店を「サクラ」と名指しする表現は採用しません。 信頼度 50 未満の店にはバッジも表示せず、ネガティブな指標として使わない設計にしています。 算出ロジック・シグナル定義・計算式・異議申立て窓口のすべてを公開しています。

仕組みの全公開(第三者検証可能)

  • スコア信頼度の作り方 — 8 シグナル(時系列パターン S7・評価分布 S8 を含む)の定義・計算式・段階表示・戦わない領域・異議申立て窓口を完全公開
  • 実装は公開リポジトリ wakuwaku-labs/nagoya-bitesbuild.jscomputeCrossCheckScore() 関数で第三者再現可能
  • 誤判定が疑われる場合は editor@nagoya-bites.com 宛にメール — 10 営業日以内に一次回答

レビュワー必須申告事項

  • 訪問日を必ず記載すること。
  • 店舗との関係性を以下の 7 択から必ず 1 つ選ぶこと(自由記述は不可)。
    1. 無関係(一般客として訪問)
    2. 家族・親族
    3. 友人・知人
    4. 取引先・業界関係者
    5. 店舗関係者(オーナー・スタッフ・元スタッフ)
    6. 招待客(店から無償招待・無償提供を受けた)
    7. PR 案件(金銭授受あり)
  • 選択肢 4〜7 を選んだ場合、記事内に該当ラベル(例:「招待客レビュー」「PR 案件」)を目立つ形で必ず併記。ラベル無しの掲載は規約違反とする。
  • 金銭・無償提供の有無は、選択肢の選定時点で開示済みとみなす。受領内容に変更があれば即時更新。
  • ※ 支払い金額の記載は求めない。プライバシーへの配慮および検証コストの観点から、訪問日と関係性で十分な開示水準とする。

違反が発覚した場合のペナルティ

  • 該当レビューを即時削除する。
  • 違反した寄稿者・レビュワーは永久追放とし、再登録は認めない。
  • 透明性を保つため、違反事実をサイト内で公表する(個人を特定しうる情報は伏せる)。
  • 当該店舗が違反に関与していた場合、編集部の判断で掲載を見直す場合がある。

異議申立て・通報窓口

  • 店舗側からの異議申立て:「このレビューには事実誤認がある」「利害関係が開示されていない」等の申し立ては editor@nagoya-bites.com 宛に。
  • 読者からの通報:「このレビューは桜ではないか」と感じた場合も同窓口へ。匿名通報を歓迎します。
  • 受け付けた申立て・通報はすべて編集部内で記録し、10 営業日以内に一次回答します。

業界人レビュワーの認証制度に応募したい方は、 業界人レビュワー募集ページから募集要項・必須義務・認証フローをご確認ください。

「業界人が運営している」と名乗るなら、なぜ名前を出さないのか—— よく聞かれる問いに、きちんと答えます。

名古屋の飲食業界は、狭い世界です。編集者や監修者が個人として顔を出すと、 店主との個人的関係や今後のビジネス関係が、記事の判断に無意識に影響してしまいます。 「あの店の悪口は書きにくい」「お世話になった方のお店は持ち上げてしまう」—— そうした偏りを排除するために、編集部は匿名で運営しています。

匿名にしているのは、隠したいからではなく、書きにくい店もきちんと書ける状態を維持するためです。 これはミシュランガイドの調査員が身分を伏せる理由と同じです。 身元を出せば、店側の対応が変わり、読者に届けるべき本来の体験が見えなくなります。

編集部の構成(役職のみ開示)

  • 現役飲食店経営者(監修)名古屋で複数ブランドを実際に運営する立場から選定方針を監修
  • 元飲食店店長経験者現場オペレーションと接客品質の評価を担当
  • 料理人経験者厨房・食材・調理の視点から店舗を評価
  • 編集担当記事構成・文章表現・読者視点でのブラッシュアップ
  • 校閲・ファクトチェック担当店舗情報の正確性と営業実態を確認

※ 役職と役割のみを公開し、氏名・所属店舗は非開示です。

編集部の強みは、現場に立つ取材量ではなく、業界知識を使って情報を正しく読み解く解釈力です。 他のグルメメディア・Google 評価・店舗写真・SNS 投稿など、 誰もが見られる情報を見ても、業界人だからこそ気づくことがあります。

たとえば一枚の店内写真からカウンターの深さや厨房動線を読み、 店主が何を大事にしているかを推察する。 営業時間と混み具合から「狙い目の時間帯」を割り出す。 複数メディアで評価が割れている店について、 「なぜ割れているのか」を業界の力学から解き明かす—— そうした解釈の厚みを、これから記事に積み上げていきます。

今後の記事で扱うトピック例

  • 店舗写真から厨房構造・カウンター深さ・動線を読み、店の哲学を推察する
  • 業態転換の履歴とその意味(なぜその時期に方向転換したのか)
  • シフト帯と時間帯別の狙い目(店内写真と営業時間から推定する)
  • 同業態での細部比較(味噌煮込みうどんの麺加水率、味噌配合など、業界知識で違いを解説)
  • 複数メディアの評価が割れる店の「なぜ割れているか」を業界視点で解き明かす
  • シーン別の使い分けで押さえるべき運用の実態

「選ばない勇気」も編集の仕事です。 1100 件を超えるデータベースを持っているからこそ、 「どの店を外すか」の判断に編集部の姿勢が表れると考えています。

a) ランキングを作らない

点数化は文脈を殺します。「誰と・どんなシーンで・どんな気分で」を無視した順位付けは、読者を間違った選択に導きかねません。NAGOYA BITES はランキング形式の記事を作りません。

b) あえて外した店の理由を残す

業界的に有名な店を特集から外す場合、店名を伏せた類型(例:「個室の壁が薄いため接待向けには推さない」)として、外した理由を可能な範囲で記事内に書き残します。読者が自分のシーンに当てはめて判断できるようにするためです。

c) 実感指標を優先する

将来的に「編集部が今月最も通った店」「編集部員が自腹で友人を連れて行く店」など、使用実績ベースの指標を公開していきます。広告も点数もない、純粋な使用頻度こそが最も雄弁な推薦だと考えています。

編集部内部のルールのうち、読者のみなさんにも関わる項目を公開します。 これらは編集会議で確認し合っている「絶対にやらないこと」のリストです。

やらないこと

  • 独自性のない記事の量産はしない。他のメディアで読める内容ならば、わざわざ書きません。
  • 未確認の店舗情報は掲載しない。営業実態・基本情報は継続的にチェックします。
  • 特定店舗を不当に持ち上げる記述はしない。関係性・しがらみで評価を変えません。
  • 閉店店舗の情報を放置しない。確認でき次第、速やかに更新します。
  • SEO のための不自然な文章は書かない。検索最適化より読者の理解を優先します。
  • 他メディアのコンテンツを模倣・盗用しない。引用する場合は出典を明示します。

本規約は編集部で年1回以上見直します。 重要な変更があった場合は、冒頭の「最終更新」日を更新し、必要に応じて改訂履歴を残します。

規約について意見・指摘・質問があれば、お問い合わせからお知らせください。 読者のみなさんとの対話を通じて、この規約を育てていきたいと考えています。