季節・イベント短信

名駅『食堂 灯ル』の秋刀魚定食2,178円は高いのか安いのか

2026年9月4日 (金) 季節短信 編集部

大名古屋ビルヂングの秋グルメ企画で、名駅の食堂 灯ルが9月1日からトロ秋刀魚の塩焼き定食を2,178円で出し始めた。単品の魚介を軸にした定食をこの価格で回す設計を、業界人の目で読み解く。

名駅『食堂 灯ル』の秋刀魚定食2,178円は高いのか安いのか
Photo: 店舗公式写真 / HotPepper

名駅・大名古屋ビルヂングの「秋グルメ」企画で、地下1階の食堂 灯ルが2026年9月1日から「トロ秋刀魚の塩焼き定食」を2,178円で出し始めた。同店の通常価格帯は2,001〜3,000円で、土鍋ごはんに焼き魚を合わせる定食が主力。今回の秋刀魚定食もこのレンジに収まっており、一見すると「いつも通りの値付け」に見える。

ただし業界人の目で見ると、この値付けはむしろ強気だ。秋刀魚は年によって水揚げが大きく振れる魚で、2026年7月時点では初セリが豊洲・札幌ともに過去最高値を記録している。不漁の年は仕入れ値が跳ね、定食に単品魚介を据える店ほど原価率がぶれやすい。それでも通常の価格帯を維持できているのは、土鍋ごはん・小鉢込みの構成で原価を分散させ、秋刀魚単体の相場変動を全体で吸収する設計にしているからだと読める。

朝8時から夜22時まで通し営業する同店は、名古屋駅3出口から徒歩2分という立地もあって空港バス利用者や通勤客の回転が読みやすい。相場が動く食材を看板に据えつつ定番の価格帯を崩さないのは、原価が上下しても客数の回転で吸収できる設計があってこそ成立する値付けだ。企画は11月10日まで続く予定で、秋の魚価がどう動くかは仕入れの現場で今も見極めが続いている。

Inside Perspective — 業界人の目利き

  • 単品魚介を看板に据えた定食は、土鍋ごはん・小鉢とのセット構成で原価率のブレを分散させやすい
  • 通し営業・駅近立地は、仕入れ値が上がった年でも客数の回転で吸収できる設計として効いてくる
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食堂 灯ル

和食・定食 名古屋市中村区(名駅) ★4.3

大名古屋ビルヂングB1F。土鍋ごはんと旬の焼き魚を合わせる定食が主力、朝8時から夜22時まで通し営業。