今日の1軒
黒川『さく蛸』たこ焼きのコスパ、名古屋焼き醤油10個600円と持ち帰り専門の22時営業を読む
2026年10月13日(火)、地下鉄名城線・黒川駅の4番出口から東へ徒歩1〜2分、黒川交差点の近くに「名古屋焼き醤油専門 さく蛸」の3店舗目、黒川店が開店しました。ソースではなく醤油で味を付け、生地にキャベツを入れる名古屋のたこ焼きを、持ち帰り専門で売る店です。10個600円からという価格帯と、八田・熱田の既存店より3時間長い22時までの営業から、どんな買い方に向くかを読みます。
この記事はNAGOYA BITES — 名古屋の約5,000店を、公開情報をもとに紹介するグルメガイドの一部です。
10個600円、1個60円の小玉をどう数えるか
2026年10月時点の開店時の案内では、価格は10個600円から(税込)、営業は11:00〜22:00で定休日なしです。品書きは、何も付けずに食べる「名古屋焼き醤油」と、からし入りの「自家製泳がせマヨネーズ」の2種類。マヨネーズの方の値段は、開店時の記事には書かれていません。
1個60円と聞くと安く見えますが、公式Instagramによれば焼き型は直径38mmの穴の鋳物鉄板で、玉は「軽く一口で食べれる小玉サイズ」です。個数で比べず、ひと口で食べ切れる大きさが10個と考えるのが、実際の量に近い数え方です。
店の隣の名鉄協商パーキングと提携していて、1,000円以上の購入で100円分、2,000円以上で200円分の駐車サービスが付きます(会計のときに駐車証明書を出す)。10個600円のパックなら、2パックで1,000円の線を越えます。車で寄るなら、家族の分をまとめて2パック以上買う形が、この料金の組み方に合っています。
ソースではなく生地の中に醤油、キャベツは一夜干し
公式Instagramの説明では、焼くときにソースではなく生地の中へ直接醤油を垂らし、醤油は愛知県産の「熟成出汁たまり醤油」を使います。キャベツは余分な水分を抜くために一夜干しにしてから入れる、とあります。同じ投稿で店は「関西の方には邪道だと言われるかもしれません」「ですがこれが名古屋特有の文化です」と書いています。
名古屋観光コンベンションビューローの賛助会員紹介でも、名古屋で親しまれてきた醤油味・キャベツ入りのたこ焼きを「名古屋めし」として昇華させることを店の取り組みに挙げ、常設店のほかキッチンカーでも売っています(2026年8月の名古屋城夏まつりにも出店)。公式Instagramは「冷めても美味しく手でパクッと食べれます」とも書いていて、後からソースをかけない分、持ち帰る買い方に向いた作りと読めます。
席を持たない3号店、八田・熱田より3時間長く22時まで
さく蛸は2021年10月に中川区の八田で始まり、2024年9月に熱田のあつたnagAyaへ2店舗目を出しました。黒川店のオープニングスタッフの求人には「業績好調につき、3号店OPEN」とあり、仕事は「焼く→渡す→お会計」、テイクアウト専門でホール業務なしと書かれています。席と配膳の人手を持たず、焼き場とレジだけで回すオペの組み立てです。跡地も唐揚げを売る店でした。
名古屋市の観光サイトでは、八田本店と熱田店の営業は11:00〜19:00です。黒川店はそれより3時間長い22:00まで開け、求人のシフト例も23時までの枠を載せています。駅前の交差点で、仕事帰りに夕食の一品を買う人の時間に合わせた営業と読めます。
気をつけたいのは待ち時間です。八田本店を訪ねたnoteの記事では、会計のあとに番号札を渡され、焼き上がりまで約10分待っています。黒川店は開店時点で電話が準備中で、予約は受け付けていません(電話がつながり次第受付の予定)。帰宅の時間帯に重なれば、焼き上がりを待つ前提で寄るのが無難です。
どんな場面に向くか
向くのは帰り道に買って帰る夕食の一品と、家飲みのつまみです。席が無いので、店で飲む一人飲みや、接待・デートのように座って過ごすシーンの店ではありません。支払いはクレジットカード、交通系ICなどの電子マネー、PayPayに対応しています(食べログの店舗情報)。既存店のある中川区・港区のお店一覧や金山・熱田のお店一覧からも、周辺の店を探せます。
知っておきたいポイント
- 10個600円(税込)からで1個60円。玉は直径38mmの小玉なので、個数ではなく「ひと口サイズが10個」で量を見積もる。隣の名鉄協商パーキングは1,000円以上で100円分の駐車サービスで、2パックで届く
- 席もホールも持たず「焼く→渡す→お会計」で回す持ち帰り専門の3号店。営業は八田・熱田の19時より3時間長い22時まで
- 開店時点で電話は準備中・予約は不可。焼きたてを渡す店なので、帰宅の時間帯は焼き上がりを待つ前提で寄る