今日の1軒
栄のイタリアン「BRIANZA NAGOYA HAERA」は昼が本番|平日3,800円と昼夜同額コース
栄駅直結のHAERA4階にあるモダンイタリアン「BRIANZA NAGOYA HAERA」。開業から4ヶ月、コース表を並べると5,500円・8,800円・12,000円の3本が昼も夜も同じ値段で、平日の昼だけ3,800円の5品がある。夜に払うのは料理ではなく、夜景と時間の値段だ。コース価格の読み方、予約の取り方、接待とデートでの使い分けを業界人の目で整理する。
この記事はNAGOYA BITES — 名古屋の厳選1,100店超を業界視点で紹介するグルメガイドの一部です。
同じ名前、同じ値段のコースが昼と夜に並ぶ
「BRIANZA NAGOYA HAERA」は、東京でイタリアンを展開するBrianza Groupの9店目で、東海エリアへの初出店。2026年6月11日に、栄の商業施設HAERA(ザ・ランドマーク名古屋栄)の4階で開業した。2026年10月時点の予約サイトのコース表を見ると、構成はかなり割り切っている。
昼は平日限定の「プロバーレ」3,800円(5品)から始まり、「レジョナーレ」5,500円(6品)、「グランデ」8,800円(8品)、「スペチャーレ」12,000円(10品)。夜は5,500円・8,800円・12,000円の3本で、名前も品数も値段も昼と同じだ。どのコースにもデザートが付き、飲み放題のプランは掲載されていない。
多くの店はランチを夜の半額近くに設定して「お試し」の入口にする。ここは逆で、厨房が出す皿は昼も夜も同じ扱いになっている。だから夜に上乗せされているのは料理の差ではなく、夜景と、終わりの時間を気にしなくてよいことの値段だと読める。
昼のL.O.13時30分が、使い方を決める
ランチは11時から15時で、ラストオーダーは13時30分。15時から16時30分はカフェの時間帯、ディナーは17時30分からになる(2026年9月11日更新の施設ガイドの掲載による)。10品のスペチャーレを昼に頼むなら、11時台に入るのが現実的だ。13時過ぎに入ると、品数の多いコースほど15時のクローズに追われる。
席はテーブル64席と、8名・10名の個室が2室で合計82席。昼の受付は実質2時間半なので、テーブルは1回転半ほどしか回らない。週末の昼は記念日や女子会の予約で先に埋まりやすく、平日昼の3,800円は「この店を知るための席」として最も取りやすい枠になる。接待やデートで夜に使う前の下見は、ここで済ませるのが業界人の定石だ。
夜は接待なら個室、デートなら窓際
接待で使うなら個室を押さえ、コースはグランデ8,800円が軸になる。飲み放題がないため、ワインは事前にボトルの価格帯を店と決めておくのが幹事の仕事だ。予約サイトに載る平均予算は8,000円なので、ドリンクを足すと1人1万円台前半を見込んでおくと読み違えない。栄駅・栄町駅から地下で直結し、全席禁煙。雨の日でも濡れずに先方を案内できるのは、接待では大きな利点になる。
デートや記念日なら、夜景の見える窓際の席を予約時に指定したい。スペシャリテの「トリュフのグラタン ピエモンテ風」は、半熟卵とチーズの上でトリュフを目の前で削る一皿で、席で見せる演出が会話のきっかけになる。料理は絹姫サーモンや豊浜の鱧、中津川のヒノキ黒牛など東海の食材を、炭火とハーブで仕上げる構成だ。
一方、一人で軽く飲む店ではない。カウンターでつまむより、コースを2時間かけて食べる設計になっている。迷ったら平日の昼に3,800円で一度座り、夜の使い道はそれから決めるのがいちばん外さない順番だ。
Inside Perspective — 業界人の目利き
- 5,500円・8,800円・12,000円のコースは昼夜同額。夜に払うのは料理の差ではなく夜景と時間の値段
- ランチL.O.13時30分。10品コースは11時台入店、平日昼3,800円は下見に最も取りやすい枠
- 飲み放題なし。接待は個室8・10名+グランデ8,800円を軸に、ワインの価格帯を事前に店と決めておく
BRIANZA NAGOYA ブリアンツァナゴヤ
栄・HAERA4階のモダンイタリアン。テーブル64席と8名・10名の個室。コースは昼夜同額の5,500円・8,800円・12,000円と、平日昼限定の3,800円。栄駅直結・全席禁煙。